山口周氏のおすすめ本、影響を受けた書籍を54冊紹介

更新日: 2025年12月5日 当記事のリンクには広告が含まれています

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著名な起業家やビジネスインフルエンサーのおすすめビジネス本をまとめているビズシェルフ。

今回は起業家、実業家、コンサルタントとして活躍する山口周氏がインタビューや自身のメディアで推薦していた本を54冊ご紹介します。気になる一冊を見つけるのにぜひお役立てください!

文学・評論

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

文学・評論 2014年9月出版

著者:ピーター・ティール, ブレイク・マスターズ, 瀧本 哲史, 関 美和

ペイパル創業メンバーで投資家のピーター・ティールが、スタンフォード大学での起業講義をまとめた一冊です。

模倣による「1→n」の進歩ではなく、未知の独自価値を創出する「0→1」の垂直的進歩こそが、本質的イノベーションだと説きます。

また、競争より独占を目指すべきとの提言や、「隠れた大切な真実」を問い続ける思考姿勢が投資・経営姿勢を鍛えます。

思考の発火点になる問いを求める起業家や未来に挑むビジネスパーソンにおすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
真子就有 (マコなり社長) 古川健介 (けんすう) 山田進太郎 (メルカリ創業者) 麻野耕司 森 雄一郎

限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭

文学・評論 2015年10月出版

著者:ジェレミー・リフキン, 柴田裕之

経済思想家ジェレミー・リフキンが、テクノロジーの進化によって「生産コストが限りなくゼロに近づく社会」が到来する未来を描いた一冊です。

再生可能エネルギー、IoT、シェアリングエコノミーなどの潮流を通じて、資本主義の仕組みそのものが変わる可能性を論じます。

生産者と消費者の境界が曖昧になり、協働と共有を軸にした新しい経済モデルが台頭するというビジョンを提示。

次世代の社会構造を考えたい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
山田進太郎 (メルカリ創業者) 落合 陽一

アルケミスト

文学・評論 1994年11月出版

著者:パウロ コエーリョ, Coelho,Paulo, 紘矢, 山川, 亜希子, 山川

スペインの羊飼いサンチャゴが、夢で見た宝物を探すために旅に出る物語です。

旅の途中で出会う人々や出来事を通じて、彼は「自分の運命=個人の伝説」を追うことの大切さに気づいていきます。

シンプルな言葉で「夢を信じる勇気」や「行動することの意味」を描いた作品であり、「何かを強く望めば、宇宙が助けてくれる」というメッセージが心に残ります。

自分の夢や生き方を見つめ直したい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
溝口勇児

モチベーション3・0

文学・評論 2015年11月出版

著者:ダニエル・ピンク, 大前 研一

人の意欲を高める原動力が、外側からの報酬や罰ではなく「自律性・熟達・目的」の三つにあるとする理論をわかりやすく示した一冊です。

単純作業中心の時代に有効だった外発的動機づけは、創造性が求められる現代では限界があると指摘し、内側から湧き上がる意欲を引き出す環境づくりの重要性を丁寧に解説します。

働き方や組織運営にも応用しやすい視点が揃っています。

持続的なモチベーションの仕組みを理解したい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
麻野耕司

モモ

文学・評論 2005年6月出版

著者:ミヒャエル・エンデ, ミヒャエル・エンデ, 大島 かおり

時間を奪われていく人々を救うため、少女モモが“灰色の男たち”と立ち向かう物語です。

人間が本来もつ豊かな時間の感覚、他者の話を丁寧に聞く力、ゆっくり生きることの価値が、寓話的な世界観の中で静かに描かれます。

効率や競争に追われる社会への批評性を備えつつ、失われがちな心のゆとりを取り戻すヒントに満ちた作品です。

時間の本質を物語として味わいたい方におすすめの一冊です。

0点主義 新しい知的生産の技術57

文学・評論 2012年5月出版

著者:荒俣 宏

他人との比較や完璧さを求める思考を手放し、「できない自分」を基点に考え方を組み立て直す重要性を説いた一冊です。

成果を前提にするのではなく、まず“できない理由”を丁寧に把握し、そこから行動を最小単位に分解して積み上げる方法が平易に解説されています。

努力が続かない背景や、自己否定につながる思考パターンを整理し、無理のない成長を促す視点が中心です。

自分に合ったペースで前進したい方におすすめの一冊です。

選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義

文学・評論 2014年7月出版

著者:シーナ アイエンガー, 櫻井 祐子

行動経済学者シーナ・アイエンガーが、人はなぜ選び、どうして迷うのかを探る心理学的考察をまとめた一冊です。

豊富な実験と実例をもとに、「選択の自由」は必ずしも幸福をもたらすとは限らないことを示し、より良い意思決定を行うための指針を提示します。

ビジネスや日常生活に役立つ知見が詰まった内容です。

選択の本質を理解し、後悔しない判断をしたい方におすすめの一冊です。

最強の経験学習

文学・評論 2018年9月出版

著者:デイヴィッド・コルブ, ケイ・ピーターソン, 中野 眞由美

日々の仕事や生活で得た体験を、確かな成長へと結びつける方法を体系的にまとめた一冊です。

行動→振り返り→概念化→実践という学習プロセスを中心に、経験を単なる出来事で終わらせず、再現性のあるスキルへと変換するための視点が丁寧に解説されています。

感情や思い込みに左右されず、事実に基づいて学びを抽出する姿勢が重視され、個人の成長だけでなくチーム育成にも応用できる内容です。

日常の経験を確実な学びへ変えたい方におすすめの一冊です。

ビジネス・経済

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

ビジネス・経済 2014年11月出版

著者:グレッグ・マキューン, 高橋 璃子

自分にとって本当に重要なことだけを見極め、それ以外をそぎ落として集中力と行動力を高める方法を紹介します。

選択肢を広げすぎず、本質的な目標にコミットすることで、無駄な会議や雑務に振り回される時間を減らし、成果を最大化するプロセスをやさしく解説。

タスクを「やる/やらない」の二択で判断し、意図的に「ノー」と言う習慣を身につけることで、余裕を持った計画と質の高いアウトプットを実現できます。

多数のプロジェクトや情報に追われがちなビジネスパーソンにとって、優先順位の付け方を根本から見直すきっかけになる一冊です。

この本を紹介している他の有名人
中野優作 真子就有 (マコなり社長) 両学長 (リベ大) daigo サラタメ 戸塚俊介 (moto)

プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる

ビジネス・経済 2021年7月出版

著者:尾原 和啓

完成品ではなく「作っていく過程=プロセス」に価値を見出す新しい経済のあり方を解説する一冊です。

著者・尾原和啓氏は、モノやサービスの質だけで勝負する時代は終わり、共感や参加が価値になる時代が来ていると指摘。

クリエイターや起業家、スポーツ選手などが、自分の挑戦や思考の過程をオープンにすることでファンや支持者と深くつながる「共創」の仕組みを、豊富な事例とともに紹介します。

個人のブランドを築きたい人や、これからの働き方を模索する人におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
藤井保文 藤井保文 西村 博之 (ひろゆき) 古川健介 (けんすう) 友岡賢二

反脆弱性 不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

ビジネス・経済 2017年6月出版

著者:ナシーム・ニコラス・タレブ, 望月 衛, 千葉 敏生

不確実な世界の中で「変化によってむしろ強くなる」仕組みを解き明かす一冊です。

不確実性やショックが加わるほど、成長や有利な変化を生む構造に身を置くことで、弱さではなくポテンシャルとして活かせると説かれています。

具体的には、リスクを最小化しつつチャンスに賭ける「バーベル戦略」や、小さな失敗を繰り返して学ぶ「試錯の積み重ね」といった方法が紹介され、日常や組織で実践できる視点が示されています。

まさに、動きながら強くなりたい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
古川健介 (けんすう) 山田進太郎 (メルカリ創業者) 金山裕樹 赤川隼一

ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図

ビジネス・経済 2012年7月出版

著者:リンダ・グラットン, 池村 千秋

長寿化やテクノロジーの進化、グローバル化が進む中、人々が「孤独と貧困」から脱却し自由な働き方を実現するロードマップを示します。

著者のリンダ・グラットンは、複数の収入源を組み合わせるポートフォリオ・ワーカーや、クラウドソーシング、リモートワークといった新しい働き方の潮流を分析。

継続的な学びと人的ネットワークの重要性を強調し、自らキャリアをデザインするための思考法を説きます。

キャリアの長期設計や組織の人材戦略を考えたい方に示唆を与える一冊です。

この本を紹介している他の有名人
真子就有 (マコなり社長) 坂内 学 (マナブログ) ちきりん

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する

ビジネス・経済 2013年5月出版

著者:W・チャン・キム, レネ・モボルニュ, 有賀 裕子

競争の激しい「レッド・オーシャン」市場ではなく、まだ誰も開拓していない「ブルー・オーシャン」市場を創造することで、持続的な成長と利益を目指す戦略論です。

価格や品質での差別化ではなく、顧客にとっての新たな価値を創出する「価値革新」が鍵とされ、数々の成功事例をもとにフレームワークや手法が紹介されています。

特に既存の市場構造にとらわれず、新しい需要を創り出すアプローチは、多くの企業や個人に影響を与えました。

競争から抜け出し、独自の価値を築きたい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
真子就有 (マコなり社長) 森川亮 三崎優太

キャズム 新商品をブレイクさせる「超」マーケティング理論

ビジネス・経済 2014年10月出版

著者:ジェフリー ムーア, 川又 政治

ハイテク市場のマーケティング理論を確立したジェフリー・ムーアによる名著で、新しい技術や製品が市場に普及する際に直面する「キャズム(深い溝)」を乗り越える方法を解説しています。

イノベーターからアーリーマジョリティへと顧客層を拡大するために必要な戦略を、実例とともに体系的に提示。

革新的な商品を持ちながら市場浸透に苦戦する企業に重要な示唆を与えます。

新規事業やプロダクト普及の鍵を学びたい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
佐藤航陽

人生後半の戦略書 ハーバード大教授が教える人生とキャリアを再構築する方法

ビジネス・経済 2023年2月出版

著者:アーサー・C・ブルックス, 木村千里

ハーバード大学教授アーサー・C・ブルックスが、人生の後半を豊かに生きるための知見を体系的にまとめた書です。

前半のキャリアで培った「流動性知能(スピードや記憶力)」から、「結晶性知能(経験や知恵)」へと軸を移すことの重要性を説き、衰えではなく成熟としての転換を促します。

また、他者との比較や過剰な成功欲から離れ、自分の価値観に根ざした幸福を再定義する方法を示しています。

成果よりも充実、競争よりも貢献を重んじる生き方を志す方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
古川健介 (けんすう)

なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか すべての人が自己変革に取り組む「発達指向型組織」をつくる

ビジネス・経済 2017年8月出版

著者:ロバート キーガン, リサ ラスコウ レイヒー, 中土井 僚, 池村 千秋

経営学者エイミー・C・エドモンドソンが提唱する「心理的安全性」の本質を解き明かした一冊です。

失敗を恐れず意見を出し合える環境こそが、学習とイノベーションを生む土台であると説きます。

豊富な事例をもとに、チーム内の信頼構築、リーダーの姿勢、発言しやすい文化づくりの具体的手法を紹介。

競争よりも協働を重視する現代において、組織の力を最大化したい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
佐渡島庸平 (マンガ編集者)

共感と商い

ビジネス・経済 2023年3月出版

著者:八木 隆裕 (開化堂 六代目)

現代の消費者行動を「共感」を軸に読み解き、選ばれるブランドや事業のつくり方を整理した一冊です。

価値観の共有やストーリーへの共鳴が購買の大きな動機となる時代において、企業がどのように信頼と関係性を築くべきかを、具体的な事例とともに明快に示します。

大量消費モデルから関係重視の商いへ移行する背景も丁寧に説明され、持続的な顧客基盤をつくる視点が中心です。

共感を起点にした新しい商売のかたちを学びたい方におすすめの一冊です。

エフェクチュエーション 市場創造の実効理論

ビジネス・経済 2023年8月出版

著者:吉田 満梨, 中村 龍太

起業家が不確実な状況でどのように行動し、新しい価値を生み出していくのかを理論化した一冊です。

綿密な計画よりも「今ある手段」から発想し、協力者を巻き込みながら進むプロセスが特徴で、失敗の許容範囲を決めて行動する姿勢や、偶然を機会に変える思考が重視されます。

予測不能な環境で成果を出すための実践的な指針が整理され、従来の戦略論とは異なる創造的アプローチを学べる内容です。

変化の中で前向きに挑戦したい方におすすめの一冊です。

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

ビジネス・経済 2012年12月出版

著者:クレイトン M.クリステンセン, 櫻井 祐子

経営学者クレイトン・クリステンセンが、人生とキャリアの選択を「何に時間を使い、どう価値を生み出すか」という視点から考える重要性を説いた一冊です。

仕事の成功だけを追い続ける危うさや、人間関係・誠実さといった見えにくい要素の大切さを、実例と自らの経験を交えて丁寧に解説します。

短期的成果ではなく、人生全体の幸福と充実を設計するための指針が静かに示されています。

自分らしい人生の軸を見つめ直したい方におすすめの一冊です。

サーバントリーダーシップ

ビジネス・経済 2008年12月出版

著者:ロバート・K・グリーンリーフ, 金井 壽宏, ラリー・C・スピアーズ, 金井壽宏, 金井 真弓

権限を振りかざす従来型のリーダー像とは対照的に、「人に仕える姿勢」を中心に据えた新しいリーダーシップを体系的に解説した一冊です。

メンバーの成長を支え、組織の目的を共有し、信頼と傾聴を基盤に周囲を導く在り方が丁寧に示されています。

力で動かすのではなく、自律性と協働を引き出すことで長期的な成果を生むという思想が特徴で、現代の多様な組織環境に適した視点が多く含まれています。

人を中心に据えたリーダー像を学びたい方におすすめの一冊です。

競争優位の戦略

ビジネス・経済 1985年12月出版

著者:M.E.ポーター, 土岐 坤

マイケル・ポーターが企業が持続的な優位性を確立するための原理を体系化した古典的名著です。

競争の構造を分析する「ファイブフォース」や、差別化・コストリーダーシップといった基本戦略が明確に整理され、企業が市場でどの位置を取るべきかを論理的に判断する枠組みが提示されています。

戦略を全社的に整合させる重要性も強調され、今日の経営にも通じる普遍的な指針が示された内容です。

競争戦略の基礎を本質から学びたい方におすすめの一冊です。

権力の終焉

ビジネス・経済 2010年2月出版

著者:渋沢 栄一, 守屋 淳

社会学者モイセス・ナイムが、20世紀型の強大な権力が衰退し、小さな個人や団体でも大きな影響力を持つようになった現代の構造変化を分析した一冊です。

情報技術の普及、規制の緩み、移動の自由度の上昇といった要因が、国家・企業・宗教など従来の巨大組織の力を弱め、権力が細分化・拡散している現状を丁寧に示します。

強者が弱者を一方的に支配する時代は終わりつつあり、権力の本質を捉え直す必要性を静かに提起する内容です。

現代社会の変動を大局的に理解したい方におすすめの一冊です。

キャリア・アンカ 自分のほんとうの価値を発見しよう

ビジネス・経済 2003年6月出版

著者:エドガー・H. シャイン, E.H. シャイン, 金井 壽宏

組織心理学者エドガー・シャインの理論をもとに、個人のキャリア選択や仕事への価値観を整理する手法を解説した一冊です。

本書では「キャリア・アンカ」と呼ばれる自分の価値観や強みの核を見つけることが、転職やキャリア形成において迷わず意思決定する鍵であると示しています。

具体例や診断ツールを通して、自己理解とキャリア設計を実践的に学べます。

自分の適性や価値観を明確にし、納得感のあるキャリア選択をしたい方におすすめの一冊です。

両立思考「二者択一」の思考を手放し、多様な価値を実現するバラドキシカルリーダーシップ

ビジネス・経済 2023年11月出版

著者:ウェンディ・スミス, マリアンヌ・ルイス, 関口 倫紀, 落合 文四郎, 中村 俊介

対立する要素をどちらかに絞るのではなく、同時に成立させる「両立」の発想をリーダーシップに応用する一冊です。

効率と創造性、短期成果と長期価値、個人と組織といった相反するテーマを、柔軟に統合する思考法が整理されています。

複雑な環境で最適解を導くために、矛盾に向き合い、視点を広げて意思決定する姿勢が重視され、組織運営やマネジメントにそのまま生かせる内容です。

多面的な価値を実現したい方におすすめの一冊です。

マッキンゼーホッケースティック戦略 成長戦略の策定と実行

ビジネス・経済 2019年10月出版

著者:クリス・ブラッドリー, マーティン・ハート, スヴェン・シュミット, アンドレ・アンドニアン, 野崎大輔, 野崎大輔

成長が停滞する企業が長期的な上昇軌道へ転じるための戦略思考を体系化した一冊です。

急成長局面だけを追うのではなく、停滞期にこそ構造改革と集中投資を行い、緩やかな底打ちから大きな反転をつくる「ホッケースティック型」の成長プロセスを解説します。

市場分析、資源配分、事業ポートフォリオの見直しなど、実務で応用できる手順が具体的に整理され、持続的成長の仕組みが明快に示されています。

変革の突破口をつかみたい方におすすめの一冊です。

CSV経営戦略 本業での高収益と、社会の課題を同時に解決する

ビジネス・経済 2015年10月出版

著者:名和 高司

企業が事業活動を通じて社会課題を解決しながら、同時に経済的価値を生み出す「CSV(共通価値の創造)」を体系的に解説した一冊です。

CSRのような寄付型の取り組みとは異なり、社会的課題そのものをビジネス機会として捉え、競争力の源泉へと転換する考え方が中心に据えられています。

事例を交えて、価値創造の仕組み、組織への落とし込み、長期的成長との結びつきが丁寧に整理され、実践に活かせる内容です。

社会性と収益性を両立した経営を志向する方におすすめの一冊です。

バリュエーションの理論と実践

ビジネス・経済 2022年1月出版

著者:マッキンゼー・アンド・カンパニー, ティム・コラー, マーク・フーカート, デイビット・ウェッセルズ, マッキンゼー・コーポレート・ファイナンス・グループ

企業価値評価の理論体系と実務での使い方を総合的に整理した一冊です。

DCF法や市場比較法といった主要手法の根拠を丁寧に解説し、キャッシュフロー予測、割引率の算定、資本コストの考え方など評価の精度を左右する要素を具体的に示します。

理論と実務の橋渡しを重視し、実際の分析手順や注意点も明快にまとめられており、投資判断や企業分析の基礎を確実に固められる内容です。

企業価値評価を体系的に学びたい方におすすめの一冊です。

リアル・オプション 戦略フレキシビリティと経営意思決定

ビジネス・経済 2001年12月出版

著者:マーサ アムラム, ナリン クラティラカ, 石原 雅行

不確実性の高い環境における投資判断を、金融工学の「オプション」概念を用いて評価する方法を解説した一冊です。

将来の事業機会を権利としてとらえ、投資のタイミングや規模を柔軟に調整することで、リスクを抑えながら価値を最大化する考え方が中心に据えられています。

従来のDCFでは捉えきれない成長余地や戦略的価値を評価できる点が特徴で、技術開発や新規事業など変動の大きい領域で役立つ内容です。

高度な投資判断を体系的に理解したい方におすすめの一冊です。

Adapt 適応戦略 優秀な組織ではなく、適応する組織が生き残る

ビジネス・経済 2022年5月出版

著者:ティム・ハーフォード, 得重 達朗

経済学者ティム・ハーフォードが、複雑で予測困難な世界で成果を上げるためには「試行錯誤こそ最良の戦略」であると説いた一冊です。

成功の裏には小さな失敗の積み重ねがあり、計画よりも柔軟な実験と思考の修正が重要であると、多様な事例を通して示します。

失敗を前提に学習し、環境に合わせて行動を更新していく姿勢が、個人にも組織にも必要だという視点が一貫しています。

変化の激しい時代に適応力を高めたい方におすすめの一冊です。

ハイ・フライヤー

ビジネス・経済 2002年1月出版

著者:マッコール,モーガン, マッコール,モーガン, McCall,Morgan W.,Jr., 金井 壽宏, リクルートワークス研究所

将来のリーダー候補となる「ハイ・フライヤー(高い潜在能力をもつ人材)」が、どのように育ち、組織で活躍するのかを実証研究にもとづき解説した一冊です。

能力よりも、経験の質と学習の姿勢が成長を左右するという視点から、早期の挑戦的な経験配置や、失敗から学ぶ環境づくりの重要性が丁寧に示されています。

優れた人材を見極め、継続的に育成するための構造的アプローチが整理され、組織開発の手がかりとなる内容です。

次世代リーダー育成の本質を理解したい方におすすめの一冊です。

戦略サファリ 戦略マネジメント・コンプリートガイドブック

ビジネス・経済 2012年12月出版

著者:ヘンリー ミンツバーグ, ブルース アルストランド, ジョセフ ランペル, 齋藤 嘉則

戦略論の代表的アプローチを10の学派に分類し、それぞれの考え方・強み・弱みを体系的に整理した一冊です。

設計、計画、競争、学習、文化、環境など、多様な視点から企業戦略を読み解き、単一の理論では捉えきれない複雑な現実を総合的に理解できる構成になっています。

各学派の位置づけが明快で、戦略論の全体像を立体的につかめる内容です。

戦略思考の幅を広げたい方におすすめの一冊です。

企業戦略論

ビジネス・経済 2021年12月出版

著者:ジェイ B.バーニー, ウィリアム S.ヘスタリー, 岡田正大

戦略研究の膨大な知見をもとに、企業が持続的な競争優位を築くための理論と実践を総合的に整理した一冊です。

ミクロ経済学・組織論・ゲーム理論・リソースベースドビューなど、多様な視点を統合し、環境分析から戦略立案、実行プロセスまでを体系的に解説します。

企業を取り巻く複雑な変化を前提に、どのように意思決定し、強みを構築し、競争を乗り越えるかを深く理解できる内容です。

戦略の全体像を学問的かつ実務的に学びたい方におすすめの一冊です。

コトラー&ケラー&チェルネフ

ビジネス・経済 2022年12月出版

著者:フィリップ コトラー, ケビン レーン ケラー, アレクサンダー チェルネフ, 恩藏 直人, 恩藏 直人, バベルプレス株式会社

マーケティング理論の第一人者であるフィリップ・コトラーらが、現代マーケティングを体系的に整理した総合テキストです。

価値創造・市場分析・ブランド戦略・顧客関係構築などの基本概念に加え、デジタル化やグローバル化による新しい潮流も丁寧に解説しています。

理論と実務を橋渡しする構成で、マーケティングの全体像を構造的に理解できる内容です。

基礎から応用まで幅広く学びたい方におすすめの一冊です。

権力を握る人の法則

ビジネス・経済 2014年1月出版

著者:ジェフリー フェファー, 村井 章子

組織や社会で影響力を持つ人に共通する思考と行動を、心理学や社会学の知見をもとに整理した一冊です。

権力が生まれる構造、周囲を動かすコミュニケーション、信頼と恐れのバランスなどを具体例とともに解説し、力を持つ側の成功と失敗のパターンを明らかにします。

権力の本質を理解し、その扱い方を冷静に学べる内容です。

組織の力学を俯瞰し、影響力を適切に発揮したい方におすすめの一冊です。

ノンフィクション

GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代

ノンフィクション 2014年1月出版

著者:アダム グラント, 楠木 建

Wharton大学のアダム・グラント教授が職場や日常での人間関係を「テイカー(奪う人)」「マッチャー(釣り合いを取る人)」「ギバー(与える人)」の3タイプに分類し、それぞれが成功にどんな影響を及ぼすかを実証的に解き明かします。

ギバーは一見損をするように見えますが、長期的には最も大きな成果をあげるケースが多いという驚きの研究結果と、エピソードが数多く紹介されています。

組織の中で信頼を築きながら、自分の影響力を高めたい方に役立つ視点が得られる一冊です。

この本を紹介している他の有名人
真子就有 (マコなり社長) 両学長 (リベ大) daigo

マインドセット 「やればできる!」の研究

ノンフィクション 2016年1月出版

著者:キャロル・S・ドゥエック, 今西康子

心理学者キャロル・S・ドゥエックが、人の能力や成長を左右する「心の持ち方(マインドセット)」を科学的に解き明かした一冊です。

才能は固定的なものではなく、努力と学びによって伸ばせるという「成長マインドセット」の重要性を、教育・ビジネス・スポーツなど多彩な事例で紹介します。

失敗を恐れず挑戦する姿勢を育むヒントが詰まった内容です。

自分の可能性を広げたい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
daigo 西脇資哲

Dark Horse

ノンフィクション 2021年8月出版

著者:トッド・ローズ, オギ・オーガス, 伊藤 羊一, 大浦 千鶴子

平均像を基準にした従来の成功モデルではなく、一人ひとりの“偏り”や独自性を強みに変える生き方を提案した一冊です。

著者は、多様な分野で成功した人々を分析し、彼らが共通して「自分の価値観に正直であること」「小さな選択を積み重ねること」「個別最適な道を進むこと」を大切にしていると示します。

効率よりも納得感を重視し、個人の潜在力を最大限に引き出すための視点が丁寧に整理された内容です。

自分だけの道を主体的に切り開きたい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
勝間和代

戦略的暇 人生を変える「新しい休み方」

ノンフィクション 2025年4月出版

著者:森下彰大

意識的につくる「余白の時間」が、創造性や判断力の向上につながることを示した一冊です。

忙しさに追われ続ける状態では思考が浅くなり、重要な決断や問題解決の質が下がると指摘し、意図的に立ち止まる習慣の価値を丁寧に説明します。

情報との距離の取り方や、心と環境を整える方法も整理され、効果的な休息が長期的な成果を生むという視点が一貫しています。

効率よりも持続的なパフォーマンスを重視したい方におすすめの一冊です。

ナポレオン・フーシェ・タレーラン

ノンフィクション 2009年8月出版

著者:鹿島 茂

フランス革命からナポレオン帝政に至る激動期を舞台に、政界の裏面で重大な役割を果たした三人の人物像を描いた一冊です。

卓越した軍事と統治で時代を動かしたナポレオン、変幻自在な政治感覚で治安と権力を操ったフーシェ、外交の天才として欧州情勢を読み切ったタレーラン。

それぞれの思惑と策略が交錯し、政治権力の本質と人間の野心が浮かび上がります。

歴史の深層を人物から理解したい方におすすめの一冊です。

才能の科学

ノンフィクション 2022年6月出版

著者:マシュー・サイド, 山形浩生, 守岡桜

才能が生まれつきではなく、環境・訓練・心理的要因の相互作用によって形成されるという視点から、人の能力発達を解き明かした一冊です。

小さな成功体験が意欲を高め、適切な練習が技能を磨き、周囲の支援が長期的成長を支えるというプロセスが、科学的研究と具体例をもとに整理されています。

才能を特別視せず、「育つ条件」に焦点を当てる姿勢が一貫しており、個人の潜在力をどのように伸ばすかを考える手がかりとなる内容です。

自分や他者の成長を科学的に理解したい方におすすめの一冊です。

GROW THE PIE パーパスと利益の二項対立を超えて、持続可能な経済を実現する

2020年3月出版

著者:Edmans, Alex

ロンドン・ビジネス・スクール教授アレックス・エドマンズが、株主だけでなく従業員・顧客・社会などすべての利害関係者に価値を広げる「パイ拡大型資本主義」を提唱した一冊です。

短期的な利益追求ではなく、長期的な価値創造にこそ企業の持続的成長が宿るとし、実証研究をもとにその有効性を示します。

経営判断の指針や、社会的価値と企業価値を両立させる実践的な枠組みも丁寧に整理されています。

企業の本質的な成長を考えたい方におすすめの一冊です。

人文・思想

LIFE SHIFT

人文・思想 2016年10月出版

著者:リンダ グラットン, アンドリュー スコット, 池村 千秋

平均寿命100年時代の到来を前提に、仕事・学び・お金・人間関係など人生設計の根本を見直すべきだと提言する、現代の人生戦略書です。

著者はロンドン・ビジネススクールの教授陣であり、寿命の延びに伴って「教育→仕事→引退」という3ステージ制の人生が限界を迎えていると指摘。

複数のキャリアやライフステージを柔軟に移行しながら、主体的に生きていく力が必要だと説きます。

資産だけでなく「無形資産」(健康・人脈・スキル)の重要性にも光を当て、今後の生き方を考えるヒントが詰まっています。

長く豊かな人生を自分らしくデザインしたい人におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
両学長 (リベ大) 古川健介 (けんすう) サラタメ 大賀康史 戸塚俊介 (moto)

ファスト&スロー

人文・思想 2014年6月出版

著者:ダニエル・カーネマン

人間の思考を「速く直感的に働くシステム1」と「遅く論理的に考えるシステム2」に分け、実験結果をもとにそれぞれの特徴と限界を解説します。

システム1は日常の判断を素早く下す一方で、バイアスや思い込みを招きやすく、システム2は誤った直感を修正するものの疲労しやすいことが示されるため、どちらをいつ使うか意識することでミスを減らせます。

企画立案や交渉、投資判断など、正確な意思決定が求められる場面で役立つ視点が得られる一冊です。

この本を紹介している他の有名人
深津貴之 daigo 安藤剛

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

人文・思想 2016年6月出版

著者:グラント,アダム, 建, 楠木

著者のアダム・グラントが「普通の人がいかにして創造性を発揮し革命を起こせるか」を心理学・組織論の観点から探った一冊です。

彼は先発よりも“敢えて後発”として失敗から学ぶ戦略や、「革新的アイデアを生むためには量をこなすことが重要」という意外な視点を示しています。

さらに、発想だけでなく実行とタイミング、組織の風通しも成功には欠かせないと説いており、マーケター・プログラマー・クリエイターであるタカヒロさんにとっては「プロセス」を常に発信していく活動と深く響く内容だと思います。

日々の行動や発信をより意味あるものに高めたい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
古川健介 (けんすう)

insight いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力

人文・思想 2019年6月出版

著者:ターシャ・ユーリック, 中竹竜二, 樋口武志

組織心理学者タシャ・ユーリックが、人が成長するために最も重要なスキル=「自己認識」を体系的に解き明かした一冊です。

成功している人ほど自分を誤解しているという研究結果をもとに、内省の落とし穴や他者からのフィードバックの活かし方を具体的に紹介します。

科学的な分析と実践的な方法論が融合した内容です。

自分を深く理解し、変化を起こしたい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
daigo

EQ

人文・思想 1998年9月出版

著者:ダニエル・ゴールマン, 土屋 京子

感情知能(Emotional Intelligence)の概念を提唱したダニエル・ゴールマン氏の著作で、感情の理解と活用が個人の成功や人間関係に与える影響を解説した一冊です。

本書では、自己認識・自己制御・社会的スキル・共感・動機づけといったEQの構成要素を具体例とともに紹介し、感情を上手に扱うことでストレスの軽減や意思決定の改善、チームでの成果向上につなげる方法を提示しています。

自己管理力や対人能力を高め、仕事や日常生活でより良い成果を目指したい方におすすめの一冊です。

神経症的な美しさ アウトサイダーがみた日本―

人文・思想 2022年12月出版

著者:モリス・バーマン, Morris Berman, 込山 宏太

作家・山崎ナオコーラが、現代社会における「美しさ」の概念を、個人の不安や葛藤と結びつけながら見つめ直した一冊です。

外見や振る舞いに求められる基準が人を縛り、神経症的なまでの自己管理を生む背景を静かに描きつつ、その中で揺れ動く心の機微を丁寧にすくい取ります。

美の規範と個人の自意識が交差する領域を掘り下げ、誰もが抱える生きづらさを別の角度から浮かび上がらせる内容です。

美しさと自己像の関係を深く考えたい方におすすめの一冊です。

人生は20代で決まる 仕事・恋愛・将来設計

人文・思想 2016年4月出版

著者:メグ・ジェイ, 小西 敦子

臨床心理学者メグ・ジェイが、20代を「人生の基盤をつくる最も重要な時期」として捉え、キャリア・人間関係・自信の築き方を心理学的に解説した一冊です。

実際の相談事例を交えながら、早すぎず遅すぎない行動の大切さを具体的に説きます。

将来への不安を抱える若者に向け、主体的に生きる力を与える内容です。

これからの人生をしっかり設計したい方におすすめの一冊です。

フロー体験入門

人文・思想 2010年5月出版

著者:M.チクセントミハイ, 大森 弘

人が深い集中と充実を感じる「フロー状態」を、心理学の観点からわかりやすく解説した一冊です。

適度な挑戦と明確な目標、即時のフィードバックといったフローの条件を整理し、仕事・学習・スポーツなど日常のあらゆる場面でその状態をつくる方法が示されています。

外的報酬ではなく、行為そのものに没頭する内発的動機づけの重要性も丁寧に語られ、より豊かな時間の過ごし方を考える手がかりとなる内容です。

集中力と幸福感を高めたい方におすすめの一冊です。

トランジション

人文・思想 2014年3月出版

著者:ウィリアム・ブリッジズ, William Bridges, 倉光 修, 小林 哲郎

人生の節目に訪れる「終わり」「混乱」「新しい始まり」という三段階の移行過程を、心理学的に整理した一冊です。

環境の変化よりも、内面的な転換こそが適応の鍵であり、人は喪失や不安を経験しながらも、新しい自分へ移行していくと説きます。

変化の渦中で何が起きているのかを理解し、自分のペースで前進するための指針が平易にまとめられており、転職・離別・独立など人生の転機に寄り添う内容です。

大きな変化に向き合う力を整えたい方におすすめの一冊です。

その幸運は偶然ではないんです!夢の仕事をつかむ心の練習問題

人文・思想 2005年11月出版

著者:J.D.クランボルツ, A.S.レヴィン, Krumboltz, John D., Levin, Al S., 花田 光世, 大木 紀子, 宮地 夕紀子

偶然に見える成功の多くが、実は「計画された偶発性」の積み重ねによって生まれると説く一冊です。

小さな行動を継続し、興味に従って動き、人とのつながりを大切にすることで、予測不能なチャンスを自ら引き寄せる思考法が丁寧に解説されています。

不安や迷いを抱えながらも、前向きな選択を重ねて未来を切り開く姿勢が中心となっており、キャリアにも日常にも応用しやすい内容です。

偶然を味方にしながら自分の道を広げたい方におすすめの一冊です。

人を伸ばす力内発と自律のすすめ

人文・思想 1999年6月出版

著者:エドワード・L. デシ, リチャード フラスト, 桜井 茂男

人が本来もつ意欲と主体性を引き出し、成長につなげるための心理学的視点を整理した一冊です。

外からの管理や報酬よりも、内側から生まれる動機づけを大切にし、自ら考え行動する力を育てる方法が丁寧に解説されています。

環境づくりや関わり方の工夫を通じて、個人が持続的に成長する仕組みを示す内容で、教育・組織運営・人材育成など幅広く応用できます。

自律的に学び続ける力を支えたい方におすすめの一冊です。

社会・政治

フリーエージェント社会の到来 組織に雇われない新しい働き方

社会・政治 2002年4月出版

著者:ダニエル ピンク, Pink,Daniel H., 千秋, 池村

アメリカの経済学者ドナルド・サルによる著作で、従来の雇用形態から個人が主体となる働き方への変化を解説した一冊です。

本書では、企業に依存せず自分の能力やネットワークを活かして働く「フリーエージェント」の概念を紹介し、社会・経済の変化が個人のキャリアや働き方にどのような影響を及ぼすかを示しています。

また、自己管理、スキル開発、契約や報酬の考え方など、実践に役立つ視点も提供しています。

将来の働き方を見据え、主体的にキャリアを築きたい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
勝間和代 江藤美帆 (えとみほ)

進化は万能である

社会・政治 2018年6月出版

著者:マット リドレー, 大田 直子, 鍛原 多惠子, 柴田 裕之, 吉田 三知世

生物進化の仕組みを生命科学・遺伝学・生態学の視点から総合的に解説し、進化がどれほど多様な問題解決を生み出してきたかを示す一冊です。

自然選択や突然変異といった基本原理に加え、協力・共生・環境への適応など、生命が複雑さを獲得する過程が平易に整理されています。

進化は偶然の積み重ねではなく、多様性を通じて最適解を探り続ける“万能の仕組み”であることが描かれ、人間社会への示唆も随所に含まれます。

生命の原理を深く理解したい方におすすめの一冊です。

山口周氏のプロフィール写真
起業家、実業家、コンサルタント

山口周

山口周(1970年生まれ)は、慶應義塾大学文学部・大学院修了後、電通やBCGを経て独立。経営コンサルタントとして「ライプニッツ」を率い、著書『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』などでビジネスパーソン向けの思考法や組織論を提唱する研究者・著述家です。

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