加納裕三氏のおすすめ本、影響を受けた書籍を6冊紹介【ビットフライヤー】

著名な起業家やビジネスインフルエンサーのおすすめビジネス本をまとめているビズシェルフ。
今回は起業家、実業家として活躍する加納裕三氏がインタビューや自身のメディアで推薦していた本を6冊ご紹介します。気になる一冊を見つけるのにぜひお役立てください!
社会・政治
FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
「世界はどんどん悪くなっている」という思い込みをデータと事実で正してくれる、21世紀の必読教養書です。
著者ハンス・ロスリングは、長年にわたり世界中の統計データを分析し、貧困・教育・医療など多くの分野で「世界は確実に良くなっている」と指摘します。
人間が本能的に抱きやすい10の“思い込み”を明らかにし、それらを乗り越えることで、より正確に、より冷静に物事を判断できる力=“ファクトフルネス”を身につけることができます。
ニュースやSNSに翻弄されず、事実にもとづいた世界観を持ちたい方に、強くおすすめしたい一冊です。
After GAFA 分散化する世界の未来地図
巨大テック企業による集中型モデルから、ブロックチェーンや分散型技術がもたらす新しい社会構造への転換を展望する一冊です。
データ主権、プライバシー、経済圏の分散などが平易に説明され、中央集権から自律分散への流れが理解できます。
次世代のインターネット像を捉えたい方におすすめの一冊です。
歴史・地理
ホモ・デウス
人類がこれまで「飢え」「疫病」「戦争」を克服しつつ、次のステージとして「不死」「幸福」「神格化」を追求する未来像を描きます。
遺伝子編集や人工知能、ビッグデータといった技術が「人間とは何か」を問い直し、新たな支配構造や倫理観を生む可能性を示唆。
企業の経営戦略や組織文化を長期視点で検討したい方に示唆を与える一冊です。
ビジネス・経済
お金のむこうに人がいる
ビジネスの根底にある“人との関係”を中心に据え、価値提供の本質を問い直す一冊です。
数字だけを追うのではなく、相手の状況や感情を理解する姿勢が成果を生むという視点が、多くの事例を通して平易に示されています。
信頼や誠実さが長期的な価値を生む構造が理解でき、人に向き合う仕事の在り方がクリアになります。
人間中心のビジネスを学びたい方におすすめの一冊です。
失敗を語ろう。 「わからないことだらけ」を突き進んだ僕らが学んだこと
失敗を避けるべきものではなく、共有し学びに転換することで組織の成長を促す資源だと捉える一冊です。
失敗が生まれる背景や、その活かし方が実例とともに丁寧に解説され、誤りを許容する文化がもたらす効果がわかりやすく整理されています。
挑戦を続けるための思考を育みたい方におすすめの一冊です。
破壊的イノベーションの起こし方 誰でも使えるアイデア創出フレームワーク
新しい価値を創り市場構造を変える革新がどのように生まれるのかを、理論と実例から体系化する一冊です。
既存顧客ではなく未充足のニーズに注目する視点、実験的なアプローチ、組織構造の壁などが理解しやすく整理されています。
革新を実現する条件を学びたい方におすすめの一冊です。
加納裕三
日本の暗号資産(仮想通貨)/ブロックチェーン分野の起業家。bitFlyer を2014年に共同創業し、同社を日本有数の仮想通貨取引所に育て上げた。東京大学大学院工学系研究科修了後、Goldman Sachs やBNPパリバ証券 などで金融エンジニア/トレーダーとしてキャリアを積んだのちに起業。2018年には、業界の自主規制団体である 日本暗号資産等取引業協会(旧:仮想通貨交換業協会) の創設に関わり、法制度整備や業界健全化に尽力。現在はbitFlyer Holdings の代表取締役CEOとして、国内外の暗号資産市場およびブロックチェーン事業を統括している。