藤井保文氏のおすすめ本、影響を受けた書籍を23冊紹介【ビービット】

著名な起業家やビジネスインフルエンサーのおすすめビジネス本をまとめているビズシェルフ。
今回はUXデザイナー、実業家として活躍する藤井保文氏がインタビューや自身のメディアで推薦していた本を23冊ご紹介します。気になる一冊を見つけるのにぜひお役立てください!
ノンフィクション
ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式
これまでの「正解を出す力」に価値があった旧時代型(オールドタイプ)から、直感や創造力で未整理の問題を見つけ出す「ニュータイプ」への思考と行動の進化を促す一冊です。
現代社会の変化を6つのメガトレンドとして整理し、意味ある仕事を志向する姿勢、直観と論理のバランス、偶然を活かすキャリア戦略、対話型組織への転換など、全24のスタイルを体系化。
また、豊富な事例と練習問題を通じ、自分自身を「問題発見者」へとアップデートできる設計になっています。
量的成果ではなく、意味や美意識で価値を創りたい方におすすめの一冊です。
ビジネス・経済
プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる
完成品ではなく「作っていく過程=プロセス」に価値を見出す新しい経済のあり方を解説する一冊です。
著者・尾原和啓氏は、モノやサービスの質だけで勝負する時代は終わり、共感や参加が価値になる時代が来ていると指摘。
クリエイターや起業家、スポーツ選手などが、自分の挑戦や思考の過程をオープンにすることでファンや支持者と深くつながる「共創」の仕組みを、豊富な事例とともに紹介します。
個人のブランドを築きたい人や、これからの働き方を模索する人におすすめの一冊です。
プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる
完成品ではなく「作っていく過程=プロセス」に価値を見出す新しい経済のあり方を解説する一冊です。
著者・尾原和啓氏は、モノやサービスの質だけで勝負する時代は終わり、共感や参加が価値になる時代が来ていると指摘。
クリエイターや起業家、スポーツ選手などが、自分の挑戦や思考の過程をオープンにすることでファンや支持者と深くつながる「共創」の仕組みを、豊富な事例とともに紹介します。
個人のブランドを築きたい人や、これからの働き方を模索する人におすすめの一冊です。
アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る
デジタル化が進んだ現代社会で、企業がどのように価値を生み出すべきかを解説したビジネス書です。
著者は「オンラインが前提となった世界」では、顧客との関係づくりやサービス提供の形が根本的に変わると指摘。
中国の事例を交えながら、データ活用とUX(顧客体験)を軸にした新たな経営の姿を示しています。
デジタル時代のビジネス戦略を学びたい方におすすめの一冊です。
書くのがしんどい 「人生が変わる」これからの文章教室
取材と発想のコツから、相手に伝わる文章の組み立て方、読まれる仕掛け、おもしろさを出す技術、書き続ける習慣化まで、6つのステップで「書く苦手意識」を克服するメソッドをまとめた入門書です。
毎日のメールやレポート、SNS投稿にすぐ役立つ具体例とワークが豊富に用意されており、「書くのがつらい」と感じる全ての人に寄り添います。
DXの思考法 日本経済復活への最強戦略
デジタル技術を導入すること自体ではなく、事業や組織の目的に沿って“何を変えるべきか”を見極める思考プロセスを解説した一冊です。
既存業務の効率化にとどまらず、価値提供の再設計、組織文化の転換、顧客体験の再構築など、DXの本質を多面的に整理しています。
技術を手段として適切に位置づけ、課題の特定から実行まで一貫した視点で捉える重要性が強調され、事業変革の基盤となる考え方が体系的に学べます。
DXを根本から理解し、組織に活かしたい方におすすめの一冊です。
世界基準の経営理論
戦略、組織、人事、マーケティングなど主要分野の理論を体系的に再構成し、実務に応用しやすく整理した一冊です。
膨大な理論が背景や効果とともに平易に説明され、経営の原則が構造的に理解できます。
学術と実務をつなぐ知識を身につけたい方におすすめの一冊です。
パーパス 「意義化」する経済とその先
企業が存在意義を明確にすることが、経営戦略・組織運営・ブランド形成にどのような影響を与えるかを体系的に解説する一冊です。
利益だけにとらわれず、社会との関係性を踏まえて行動する姿勢が中長期的な価値を生む仕組みが平易に整理され、企業と個人が共有する方向性の重要性が理解できます。
組織の軸を再定義したい方におすすめの一冊です。
ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す
資本主義が直面する限界を踏まえ、社会価値と事業価値を両立させる新たな経営モデルを提案する一冊です。
長期視点、関係性の重視、分散型の価値創造といった要点が平易に整理され、未来の企業像が立体的に理解できます。
持続可能なビジネスを考える方におすすめの一冊です。
テクノロジー思考 技術の価値を理解するための「現代の教養」
技術の本質と社会への影響を理解し、変化を読む力を鍛えるための視点を提示する一冊です。
ハード・ソフト・ネットワークが生む価値創造の仕組みが明快に整理され、既存ビジネスを再解釈するための思考枠組みが得られます。
テクノロジーの本質を掴みたい方におすすめの一冊です。
DX進化論 DX進化論
デジタル化を単なるツール導入ではなく、企業の構造や価値提供を再定義する変革として捉える一冊です。
顧客体験、組織設計、データ活用などの視点が体系的に整理され、DXを継続的な進化としてとらえる重要性が示されています。
事業変革の本質を理解したい方におすすめの一冊です。
デジタルテクノロジーと国際政治の力学
AI・量子・通信インフラなどの技術進展が、国家間の競争や協調にどのような影響を与えるかを多角的に分析する一冊です。
経済安全保障、データ覇権、地政学リスクがわかりやすく整理され、国家レベルの意思決定と技術が密接に結びつく構造が理解できます。
国際情勢を構造的に捉えたい方におすすめの一冊です。
コーポレート・トランスフォーメーション 日本の会社をつくり変える
組織の構造や意思決定のあり方を根本から見直し、企業を持続的に進化させる方法を示す一冊です。
デジタル化、ガバナンス改革、人材戦略などが相互に関わる様子が丁寧に整理され、企業変革に必要な視座が得られます。
組織の再構築を考える方におすすめの一冊です。
アフターデジタル2 UXと自由
オンラインとオフラインが完全に融合した世界を前提に、企業が提供すべき体験価値を深掘りする一冊です。
顧客行動データの活用、サービスデザイン、組織構造の変化が体系的に整理され、デジタル時代の競争優位のつくり方が理解できます。
体験価値の再設計を考える方におすすめの一冊です。
D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略
製造者が顧客と直接つながる新しいビジネスモデルを多角的に分析し、ブランドづくりと顧客体験設計の要点を整理する一冊です。
ミニマムな組織運営、データによる関係深化、コミュニティ形成などの戦略が具体例とともにわかりやすくまとめられています。
新時代のブランド戦略を学びたい方におすすめの一冊です。
それっておかしくね? 「素朴な問い」から始める出前館のマーケティング思考
日常の素朴な疑問から物事の前提を問い直し、マーケティング発想につなげる思考法を紹介する一冊です。
生活者の視点から課題を再定義するプロセスが平易に示され、既存の慣習を疑うことの価値が理解できます。
発想を柔らかくしたい方におすすめの一冊です。
UXグロースモデル アフターデジタルを生き抜く実践方法論
ユーザー体験を軸に事業を成長させるためのフレームワークを体系化する一冊です。
顧客理解、仮説検証、改善サイクルの回し方が具体的に示され、UXが長期的成長の源泉となる仕組みが平易に理解できます。
体験起点での事業運営を学びたい方におすすめの一冊です。
音楽が未来を連れてくる 時代を創った音楽ビジネス百年の革新者たち
音楽が社会・文化・テクノロジーとどのように結びつき、新しい価値を生み出してきたかを描く一冊です。
創作の現場、デジタル流通、コミュニティの変化が平易に説明され、音楽が未来の表現や社会構造に働きかける力が理解できます。
創造の未来を考えたい方におすすめの一冊です。
人文・思想
チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学
人類学者ゴードン・マシューズが、香港の雑居ビル「チョンキンマンション」を舞台に、移民や難民、行商人たちが織りなす非公式経済の実態を描いた一冊です。
正規の制度に頼れない人々が、信頼・交渉・即興性を武器に商売を成り立たせる姿を、長期のフィールドワークを通して細やかに記録しています。
国境を越える人と物の流れがつくる別世界の論理が鮮やかに浮かび上がる内容です。
複雑な現実を多角的に理解したい方におすすめの一冊です。
共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界
人と社会の関係性を軸に、共感・文化・創造性が未来の価値を形づくると論じる一冊です。
個々の思いが共鳴し、新しい社会的動きへとつながるプロセスが静かに描かれ、変化を生む小さな行動の重要性が理解できます。
社会の新しい可能性を探りたい方におすすめの一冊です。
社会・政治
NEXT GENERATION GOVERNMENT 次世代ガバメント 小さくて大きい政府のつくり方
行政の仕組みをデジタル時代に適応させるための政策設計や制度改革を、国内外の事例から解説する一冊です。
ガバナンスの刷新、データ活用、行政サービスの再構築などが体系的に示され、公共領域の未来像が描かれます。
次世代行政に関心のある方におすすめの一冊です。
週刊だえん問答 コロナの迷宮
パンデミック下で生じた社会的・政治的・心理的テーマを、多角的な対話によって掘り下げる一冊です。
混乱の背景、情報の受け止め方、人々の行動変容などが整理され、複雑な状況を理解するための視点が得られます。
社会の変化を捉えたい方におすすめの一冊です。
働くことの人類学 仕事と自由をめぐる8つの対話
人類学の視点から働くことの意味や社会における役割を考察した一冊です。
本書では、歴史的・文化的背景を踏まえ、人間はどのように労働を行い、社会と関わってきたかを整理。
現代の働き方、雇用形態、仕事の価値観の変化についても触れ、個人と社会の関係性を理解する手がかりを示しています。
働く意味やキャリアの選択を深く考えたい方、現代社会の労働の背景を俯瞰的に理解したい方におすすめの一冊です。
藤井保文
UX/DXコンサルタント、著述家。東京大学大学院 情報学環・学際情報学府を修了後、2011年にUX領域を専門とする企業ビービットに入社。同社で執行役員 CCO を務め、東アジア営業責任者として東京・上海・台北を拠点にUX/CX設計やDX支援を率いてきた。著書に『アフターデジタル – オフラインのない時代に生き残る』をはじめとするシリーズがあり、デジタル時代のビジネス・UXのあり方を提唱している。直近では、2025年1月にビービットの日本リージョン代表に就任し、国内のUX事業全体を統括する立場にある。