麻野耕司氏のおすすめ本、影響を受けた書籍を28冊紹介【ナレッジワーク】

更新日: 2025年12月7日 当記事のリンクには広告が含まれています

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著名な起業家やビジネスインフルエンサーのおすすめビジネス本をまとめているビズシェルフ。

今回は起業家、実業家として活躍する麻野耕司氏がインタビューや自身のメディアで推薦していた本を28冊ご紹介します。気になる一冊を見つけるのにぜひお役立てください!

科学・テクノロジー

エンジニアリング組織論への招待 不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

科学・テクノロジー 2018年2月出版

著者:広木 大地

エンジニアが力を発揮し続けられる組織をつくるための原則を、心理学・マネジメント論・現場経験をもとに体系化した一冊です。

生産性を左右するメンタルモデル、学習し続ける文化、評価制度の設計、チーム運営の要点などが平易に整理され、個人と組織の相互作用を深く理解できる構成になっています。

技術だけでは解決できない“組織の課題”に向き合う視点が身につき、実務に応用しやすい内容です。

エンジニア組織をより強くしたい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
赤川隼一 唐澤俊輔

化学と私

科学・テクノロジー 1982年5月出版

著者:福井 謙一, 山邊 時雄

身のまわりの物質や現象を化学の視点から見つめ直し、日常と科学の距離を縮めることを目的としたエッセイです。

食品、薬、素材など多様な題材を扱い、化学が生活の質や社会の発展にどう関わるかがやさしく解説されています。

学問の面白さと発見の喜びが素朴な語り口で伝わる内容です。

化学の基礎を楽しく理解したい方におすすめの一冊です。

ビジネス・経済

ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則

ビジネス・経済 1995年9月出版

著者:ジム・コリンズ, 山岡洋一

米経営学者ジム・コリンズが、大成功企業がいかにして卓越した成果を永続させるかを実証的に分析した一冊です。

トップの「謙虚さ」と「意志の強さ」が両立したリーダーシップ、まず「適切な人」を集めてから戦略を練るアプローチ、そして不断の改善を促す「飛躍の輪」を回し続ける仕組みづくりなど、具体的なフレームワークと事例で示されます。

経営者やマネジメント層が組織を永続的に強くしたいときのバイブルと言えるでしょう。

この本を紹介している他の有名人
中野優作 森川亮 佐渡島庸平 (マンガ編集者) 三崎優太

ウォー・フォー・タレント マッキンゼー式人材獲得・育成競争

ビジネス・経済 2002年5月出版

著者:エド マイケルズ, 渡会 圭子

人材こそ企業競争力の源泉であるという視点から、優秀な人材の発掘、育成、定着の戦略を体系的に示す一冊です。

組織がどのように人材ポートフォリオを形成し、成果を高めるかが平易に整理されています。

人材戦略の基礎を学びたい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
福島良典 村上太一

マッキンゼー 勝ち続ける組織の10の法則

ビジネス・経済 2022年11月出版

著者:スコット・ケラー, メアリー・ミーニー, マッキンゼー・アンド・カンパニー・ジャパン 人材・組織・パフォーマンスグループ

世界的コンサルティングファームの歴史、思想、組織マネジメントを多角的に描き、強さを支える文化を明らかにする一冊です。

徹底したプロフェッショナリズム、人材育成、知の体系化がどのように機能しているかがわかりやすく示されます。

知的組織の運営を学びたい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
森川亮 森川亮

ブラックスワン 不確実性とリスクの本質

ビジネス・経済 2009年6月出版

著者:ナシーム・ニコラス・タレブ, 望月 衛

ナシーム・ニコラス・タレブが、常識や予測を覆す「ありえない出来事=ブラック・スワン」が世界を動かしていると説いた一冊です。

過去のデータや理論では説明できない偶発的な出来事こそが歴史を変えてきたという視点から、人間の思考の限界とリスク認識の偏りを鋭く分析します。

経済・科学・社会の各分野に応用できる洞察に満ち、複雑で不確実な時代を生き抜くための思考法を提示しています。

予測不能な世界を理解し、柔軟に行動したい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
山田進太郎 (メルカリ創業者)

経営者の役割

ビジネス・経済 1968年8月出版

著者:C.I.バーナード, 山本 安次郎

組織の方向性を定め、資源を適切に配置し、成果を生む環境を整えるという経営者本来の任務を明確に言語化する一冊です。

個別の管理ではなく全体を俯瞰する視座を重視し、経営の原理原則が平易に説明されています。

経営の本質を捉え直したい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
福島良典

組織設計概論 戦略的組織制度の理論と実際

ビジネス・経済 1999年8月出版

著者:波頭 亮

組織構造、権限配置、コミュニケーション設計など、組織を機能させるための要素を体系的に整理した基礎書です。

組織と戦略の適合関係や、環境に応じた最適設計がどのように行われるかが明快に説明され、実務にも活かせる内容です。

組織設計を体系的に理解したい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
福島良典

売れるもマーケ 当たるもマーケ マーケティング22の法則

ビジネス・経済 1994年1月出版

著者:アル ライズ, ジャック トラウト, 新井 喜美夫

マーケティングにおける「うまくいく原則」と「やってはいけない落とし穴」を、22のシンプルかつ鋭いルールで紹介する名著です。

商品やブランドを売るには、常識にとらわれない考え方が必要だとし、「最初にポジションを取れ」「2番手は1番手と差別化せよ」など、実践的かつ本質的な教訓が満載。

マーケティング初心者でも読みやすく、商品企画・ブランディング・広報に関わるすべての人に役立つ一冊です。

この本を紹介している他の有名人
田端 信太郎

心理学的経営 個をあるがままに生かす

ビジネス・経済 1993年10月出版

著者:大沢 武志

組織における人の動きや意思決定を心理学の視点から捉え、成果を高めるマネジメント手法を解説する一冊です。

動機づけ、チームワーク、リーダーシップなどが科学的根拠とともに整理され、人の行動原理を理解した上で組織を動かす重要性が示されています。

人を生かす経営を学びたい方におすすめの一冊です。

アメーバ経営 ひとりひとりの社員が主役

ビジネス・経済 2006年9月出版

著者:稲盛 和夫

組織を小さな単位に分け、自律的な採算管理を行うことで全体最適を実現する経営手法を体系的に解説する一冊です。

現場が数字を理解し、意思決定に参加する仕組みがどのように機能するかが平易に整理され、経営の透明性と現場力強化の関係が見えてきます。

人を生かす経営を学びたい方におすすめの一冊です。

日本一働きたい会社のつくりかた 社員が夢中になれる企業、ライフルの人事は何をしているのか?

ビジネス・経済 2017年4月出版

著者:羽田 幸広

社員が誇りを持って働ける組織づくりを実践例から解説する一冊です。

理念の浸透、心理的安全性、評価制度の透明性など、企業文化を形づくる要素が丁寧に整理され、働きがいと成果の両立を可能にする仕組みが描かれます。

人が成長し続ける職場づくりを学びたい方におすすめの一冊です。

職能資格制度

ビジネス・経済 2003年12月出版

著者:楠田 丘

社員の能力を基準に評価・処遇を行う職能制度の考え方と運用を詳しく解説する一冊です。

制度設計のポイント、運用時の課題、企業文化との整合性などが丁寧に整理され、制度と人材育成の関係が理解できます。

評価制度を基礎から学びたい方におすすめの一冊です。

無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論 18人の巨匠に学ぶ組織がイキイキする上下関係のつくり方

ビジネス・経済 2015年3月出版

著者:海老原嗣生, 守島基博(解説)

職場に生じる負荷や不合理の原因を構造的に解き明かし、持続的に働ける環境をつくるための原則を示す一冊です。

業務量、責任の曖昧さ、役割の不整合といった問題が平易に整理され、組織改善の具体的な視点が得られます。

健全な職場づくりを目指す方におすすめの一冊です。

企業内人材育成入門

ビジネス・経済 2006年10月出版

著者:中原 淳, 荒木 淳子, 北村 士朗, 長岡 健, 橋本 諭

人材育成の基本概念から教育体系の設計、OJTの運用までを網羅的に扱う入門書です。

能力開発の計画づくりや評価の方法が平易に整理され、実務に直結する視点が得られます。

学びを継続させる組織づくりの重要性も明確に示されています。

育成を基礎から理解したい方におすすめの一冊です。

「アイ・カンパニー」の時代 キャリアを鍛える。モチベーションを高める

ビジネス・経済 2003年4月出版

著者:小笹 芳央, 小畑 重和

個人が企業の枠を超えて主体的に働く時代において、自己価値をどのように高め、機会を広げていくかを論じる一冊です。

個人ブランド、スキル形成、ネットワーク活用などの要点が整理され、自律的なキャリア構築の姿が描かれています。

個で活躍する働き方を考えたい方におすすめの一冊です。

データを活用してチームの業績を底上げする セールス・イネーブルメントの教科書

ビジネス・経済 2023年5月出版

著者:徳田 泰幸

データ活用と組織設計を組み合わせ、営業組織全体の生産性を高める方法を体系的に示す一冊です。

教育、ナレッジ共有、仕組み化のポイントが平易に整理され、再現性のある営業力強化のプロセスが理解できます。

チームの成果を底上げしたい方におすすめの一冊です。

ジェフ・ベゾス 発明と急成長をくりかえすアマゾンをいかに生み育てたのか

ビジネス・経済 2022年4月出版

著者:ブラッド・ストーン, 井口 耕二

アマゾン創業者の歩みと経営思想を、エピソードと理念の両面から描く一冊です。

顧客起点の徹底、長期志向、実験文化などがどのように企業成長を導いたかが明快に整理され、ベゾスの思考の核心に迫ります。

独自の経営哲学を学びたい方におすすめの一冊です。

文学・評論

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

文学・評論 2014年9月出版

著者:ピーター・ティール, ブレイク・マスターズ, 瀧本 哲史, 関 美和

ペイパル創業メンバーで投資家のピーター・ティールが、スタンフォード大学での起業講義をまとめた一冊です。

模倣による「1→n」の進歩ではなく、未知の独自価値を創出する「0→1」の垂直的進歩こそが、本質的イノベーションだと説きます。

また、競争より独占を目指すべきとの提言や、「隠れた大切な真実」を問い続ける思考姿勢が投資・経営姿勢を鍛えます。

思考の発火点になる問いを求める起業家や未来に挑むビジネスパーソンにおすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
真子就有 (マコなり社長) 古川健介 (けんすう) 山田進太郎 (メルカリ創業者) 山口周 森 雄一郎

メモの魔力 The Magic of Memos

文学・評論 2018年12月出版

著者:前田 裕二

日々の何気ない出来事や学びを「事実」「抽象化」「転用」の三段階で整理するメモ術を紹介する一冊です。

単なる記録にとどまらず、体験から普遍的な概念を抽出し、それを自分の強みやアイデアに応用するプロセスを具体的に解説。

付箋やノートの使い方、フレームワークの作り方まで実践例が豊富に示されるため、思考の質を高めてキャリアや人生設計に活かしたい人に最適です。

この本を紹介している他の有名人
真子就有 (マコなり社長) 古川健介 (けんすう) 大賀康史 土井 英司

リクル-トのDNA(ディ-エヌエ-) 起業家精神とは何か

文学・評論 2007年3月出版

著者:江副 浩正

リクルートが成長を続けてきた背景にある文化、組織風土、意思決定の特徴をひも解く一冊です。

機会を与える風土、個の裁量、挑戦を称える仕組みなどが丁寧に整理され、独自の組織力がどのように育まれたのかが理解できます。

成長企業の文化形成を学びたい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
福島良典

モチベーション3・0

文学・評論 2015年11月出版

著者:ダニエル・ピンク, 大前 研一

人の意欲を高める原動力が、外側からの報酬や罰ではなく「自律性・熟達・目的」の三つにあるとする理論をわかりやすく示した一冊です。

単純作業中心の時代に有効だった外発的動機づけは、創造性が求められる現代では限界があると指摘し、内側から湧き上がる意欲を引き出す環境づくりの重要性を丁寧に解説します。

働き方や組織運営にも応用しやすい視点が揃っています。

持続的なモチベーションの仕組みを理解したい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
山口周

かすり傷も痛かった

文学・評論 2023年9月出版

著者:箕輪 厚介

繊細さを抱えて生きる人の心の動きを、体験をもとに丁寧に描いたエッセイです。

小さな痛みや不安がどのように生まれ、どう向き合えるのかが静かな筆致で語られ、共感と気づきをもたらします。

心の負荷を抱える人の視点を理解したい方におすすめの一冊です。

東大教授が語り合う10の未来予測

文学・評論 2023年11月出版

著者:瀧口友里奈, 暦本純一, 合田圭介, 松尾豊, 江崎浩, 黒田忠広, 川原圭博, 中須賀真一, 戸谷友則, 新藏礼子, 富田泰輔, 加藤真平

技術、社会、経済、環境など多方面の専門家が、未来の重要テーマを対話形式で掘り下げる一冊です。

AI、人口動態、地政学などの要点が平易に整理され、長期視点で世界の変化を考えるための手がかりが得られます。

未来の構造を理解したい方におすすめの一冊です。

人文・思想

7つの習慣 人格主義の回復

人文・思想 2020年1月出版

著者:スティーブン・R・コヴィー, フランクリン・コヴィー・ジャパン

世界中で読み継がれる自己啓発の名著であり、人生や仕事を根本から変えるための“原則中心の生き方”を提案する一冊です。

人間としての在り方(人格)を土台に、「主体性を発揮する」「目的を持って始める」「重要事項を優先する」など、信頼関係やリーダーシップを築くための7つの習慣を提示。

目先のテクニックではなく、長期的に成果を出すための思考法と行動指針が詰まっています。

自分を高め、人との関係も豊かにしたいと考えるすべての人におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
前田 裕二 イケダハヤト (イケヤハ) 真子就有 (マコなり社長) 両学長 (リベ大) 森川亮 柳井正 (ユニクロ創業) 戸塚俊介 (moto)

BIG THINGS どデカいことを成し遂げたヤツらはなにをしたのか?

人文・思想 2024年4月出版

著者:ベント・フリウビヤ, ダン・ガードナー, 櫻井 祐子

巨大建造物や超大型プロジェクトがどのように構想・設計・建設されたのかを多角的に紹介する一冊です。

技術、組織、資金、社会的要請など複雑な条件が絡みあう現場が平易に整理され、スケールの大きい挑戦の構造が見えてきます。

大規模プロジェクトの背景を知りたい方におすすめの一冊です。

投資・金融・会社経営

日本企業初のCFOが振り返る ソニー財務戦略史

投資・金融・会社経営 2017年11月出版

著者:伊庭 保

財務責任者として企業価値向上に挑んだ経験をもとに、資本市場との向き合い方、財務戦略の本質、組織改革の実際を語る一冊です。

意思決定の裏側や数字の読み方が平易に説明され、企業経営の視座が広がります。

財務と経営の関係を深く理解したい方におすすめの一冊です。

この本を紹介している他の有名人
福島良典

クラウド誕生 セールスフォース・ドットコム物語

投資・金融・会社経営 2010年5月出版

著者:マーク・ベニオフ, カーリー・アドラー, 齊藤 英孝

インターネットと技術革新がどのようにクラウドコンピューティングの基盤を形づくったかを、開発者たちの挑戦を通して描く物語です。

クラウドが企業活動や社会の仕組みをどう変えたのかがわかりやすく示され、テクノロジーの進化を実感できます。

デジタル化の背景を理解したい方におすすめの一冊です。

麻野耕司氏のプロフィール写真
起業家、実業家

麻野耕司

慶應義塾大学法学部を卒業後、2003年に リンクアンドモチベーション に入社。2010年には中小ベンチャー向け組織人事コンサル部門の執行役員に最年少で就任し、多くの企業の組織変革に携わる。2016年には国内初の組織改善クラウド モチベーションクラウドを立ち上げ、HRTech 分野で先導的な役割を果たした。2018年に同社取締役に就任。2019年退任後、2020年に株式会社ナレッジワークを創業し代表取締役CEO に。現在は営業/セールスの効率化と生産性向上を狙ったクラウドサービス「ナレッジワーク」を運営しながら、組織と人材の関係性における実践的な知見を広めている。

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